
三浦綾子さんが書いた『塩狩峠』。
明治42年、旭川・稚内間を結ぶ鉄道、宗谷本線の塩狩峠で実際に起こった、鉄道事故を題材に書かれたのが小説『塩狩峠』です。
今日の日曜日、写真の整理をしていて、塩狩峠にいった時のこの写真を見て、24年前の33歳の時、塩狩峠の本を読んだのを思い出しました。
当時、キリスト教に興味があり、宗教関連の本の中に、三浦綾子さんの本が何冊かあり、その中の1冊が『塩狩峠』でした。
キリスト教徒であった長野政雄さんは、線路に身を投げ出し、自分の体で客車をとめて殉職しました。自分の身を犠牲にして、列車事故を防ぎました。
小説そのもののスジは、あまり覚えていないのですが、読み終えて、すぐに現場である『塩狩峠』に行くことを決めたのは覚えています。
33歳の夏でした。
東京からバイクで、最初、旭川に行きました。
三浦綾子さんが、旭川の六条教会いつもいらっしゃると、何かにかいてあったからです。
残念ながら、教会を訪ねたら、三浦綾子さんは、東京の方に行ってますとのことでした。
塩狩峠に行き、お参りしてから、北海道をぐるっと一周して、また旭川六条教会に行きましたが、三浦綾子さんは、まだ東京から戻っていなくて、会えませんでした。残念でした。
現在は忙しい毎日ですが、24年前の、あの時の行動力、あの時の気持ちは、やはり若かったからでしょうか。
現在、私は宗教に凝っている訳ではないです。もちろんキリスト教信者でもありません。
でも、神様は信じています。
日本には、八百万(やおよろず)の神様がいますが、神だけではなく、人それぞれを信じられれば、人生はまた一段と楽しくなりますよね。
写真っていいですね。すぐその時にトリップできます。
あの時代を、懐かしみながら書きました。
みなさぶろう 2008年4月20日